テニス肘(肘の外側の痛み)
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テニス肘は外側上顆炎とも呼ばれ、肘の外側の筋肉が付着している部分に負担がかかって痛みを出します。テニス肘はテニスプレーヤーだけではなく、主婦や手をよく使う仕事をされる方に多く見られます。
症状
物をつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。酷くなると安静時の痛みも出現する場合があります。
原因
主に短橈側手根伸筋という肘の外側に付いている筋肉が障害を受けますが、この筋肉は手首を持ち上げる働きをしています。
評価
当院では整形外科的テストを行い、どの筋肉が障害されているのか診ていきます。
予防と治療
①
超音波やHi-Voltage等で炎症を抑える。
②
短橈側手根伸筋やその周囲筋の柔軟性の改善、可動域の改善を行います。
③
肘に負担をかけないように手首や肩関節の機能の改善を行います。
④
症状に合わせてストレッチ方法や痛みによって弱くなってしまった筋肉のトレーニング方法をお伝えします。
⑤
日常生活やスポーツでの痛みが強い場合は、テーピングやエルボーバンドを使用しながら肘の使い方やテニスでの握り方などを評価しながら施術を行っていきます。
※痛みを我慢し続けると、箸や書字等の軽い日常生活でも痛みが出現し、握力も通常の半分以下しか発揮できなくなってしまう為、早期の対策が必要です。