お知らせ

熱中症になってしまったら

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注意していても熱中症になってしまったら



症状の確認

熱中症が疑われる時には、適切に応急処置をする必要がありますが「意識がない、もしくは意識がはっきりしていない」場合はすぐに救急車を要請しましょう。また、救急車が到着するまでの間に現場での応急処置も必要となります。




現場での応急処置

救急車を呼んだ場合もそうでない場合も、現場では速やかな処置が必要です。症状や重症度に関わらず、熱中症が疑われる時には涼しい場所へ移動し身体を冷やすことと、水分と電解質を速やかに補給する必要があります。


※水分の摂取は本人が自力で摂取できる場合に限ります。

<涼しい場所へ移動させる>

風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などの涼しい場所へ移動させましょう。

<身体を冷却する>

  • 衣服を脱がせたり、きついベルトやネクタイ、下着はゆるめて身体から熱を放散させます。
  • 露出させた皮膚に冷水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やします。
  • 氷のうなどがあれば、それを首の両脇、脇の下、大腿の付け根の前面に当てて皮膚のすぐ近くにある太い血管を冷やしましょう。



水分・電解質の補給

・意識がはっきりしているなら、電解質を適量含んだ冷えた飲料を自分で飲ませて下さい。


・汗で失われた電解質も適切に補えるスポーツドリンク(ナトリウムを100mlあたり4080mg含んでいる飲料)や

 経口補水液などが最適です。


・コーヒーや緑茶などのカフェインが多く含まれている飲み物、アルコール類は利尿作用があるので適しません。


「呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい」、「応えない(意識障害がある)時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があるため、無理に飲ませることは避けて下さい。「吐き気を訴える」または「吐く」という症状がある時は、口から水分を摂らせることは適切ではないため、医療機関での点滴等の処置が必要となります。


ウォーキングランニングなどの運動で汗をかく習慣を身につけることも、大事な予防法の一つです。日頃から暑さに身体を慣らしておきましょう。